それから地獄の中学生生活が始まった。
私はガラっと変わって、とても暗い子になった。
異性の子と全く話すことができなくなり、小学校では常にクラスの中心にいた私が、
友達もほとんどできなかった。
新しい環境になれにくいという私の性格もあっただろう。
そしてきっと思春期が上手く過ごせなかったのだと思う。
私は走るのが好きだった。迷わず、陸上部に入った。
ただ、部内の友達が悪かった。
練習もせず、部室にこもって、いつも仲間のだれかをいじめていた。
私はそれがとても嫌だった。練習がしたかった。
一人で練習しはじめた私に矛先が向いた。
私はノイローゼになっていたのだろう。
全く笑わなくなり、目つきが悪くなったせいか、部活の後輩が私に睨まれたと顧問の先生に言った。
私は顧問の先生に怒られ、悔し涙を流した。
ここまで苦しませたのは誰?私がそんなことをすると本気でこの人は思っているのだろうか?
不信感でいっぱいだった。
そして私は訳ありでなくてはならない転部をした。
それからも、中学時代は私にとってはとても屈辱的だった。
私はいつの頃からか、本に逃げるようになった。
学校から帰ってくるとカーテンを引いた暗くした部屋のベットにもぐりこんで
読書灯の明かりでひたすら本を読んだ。
現実はあまりにも厳しく、私は受けとめることができなかった。
本の世界は現実から逃げたい、現実に物足りなさを感じていた私に光を与えてくれた。
発病はこの頃かと思われる。
高校は異性と話したくないのもあって、女子高に行った。
山に囲まれたとてものびやかな学校だった。私の知る限り、いじめもなかったと思う。
私は新入生歓迎会で先輩のダンス部の舞台をみて、感動してダンス部に入部した。
音楽に合わせて身体で表現する創作ダンスが好きだった。
ジャズダンスも好きだったけれど、作るのは苦手だった。
ところがダンス部というのは目立ちたがり屋の子が多く、私はまたもや、居場所を見失った。
顧問の先生には適当な理由を言って、半年でやめた。私はまたもや、逃げたのだった。
それからの高校生活は私は自由に、ほんとに自由にやることができた。
勉強も、授業と塾以外は試験勉強も宿題も何もしなかった。
ただひたすら、村上春樹の本ばかり読んでいた。
この頃から、1時間の授業ごとに、気持ちが浮いたり沈んだり、希望に溢れてやる気がでたり、
何もやる気がなくなったり、気分の変調が激しくなった。
勉強はほとんどしなかったので、浪人するつもりだった。
だけど、試験の練習だと母に言われ、いとこの行っていた女子大を受けた。
大学は落ちたが短大には受かった。
でも、浪人しようと思い、結局短大は行かなかった。