高校を卒業して、父の経営する予備校に通うことになった。
小さくてアットホームな予備校だったゆえ、父とどうやって接したらいいか、
まわりの友達とどうやって接したらいいかわからず、私は戸惑うばかりだった。
8月頃だと思う。風邪がきっかけで、予備校を少し休んだ。
風邪が治っても予備校には行く気がせず、
両親に責めたてられると私は「死にたいとしか考えられないの!」と言った。
これがきっかけで、両親に大学病院につれていかれた。
はじめて診察室に入った私は一言も言葉を発することができず、
質問にも答えることはできず、
長い沈黙のあと、せきを切ったように泣き出した。
そして、そううつ病と診断された。
入院が必要だと言われたが、私は誰にも会いたくなかったので、
家に帰ることを選択した。
抗鬱剤を飲むと一ヶ月ほどで驚くほど元気になった。
ドグマチールという薬で一気に8キロ太った。
夏はいつも食欲なくなるのに、食欲は増すばかりで、
いくら動いても疲れを感じなかった。
今思うとそう状態になっていたのだと思う。
家中の押し入れを片付けまわった。
研修医と合わず、10月頃通院をやめる。
研修医いわく、困っていなければくる必要はないとのこと。
鬱は繰り返すのに・・・あの研修医が「僕が合わないのなら」と
他の医者を紹介するぐらい考えてくれていたら、
今こんなことにはなっていなかったのかもしれない・・・というのは思い過ごしか。




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